札幌オフィス、低空室率続く 全国屈指2%台 コロナ禍、テレワーク低調 需要堅く

 札幌市内のオフィス空室率が全国でも突出した低水準となっている。東京、大阪など主要都市はコロナ禍を境に上昇に転じ、4~5%台で推移する一方、札幌は2%台で、なお低下が続く。安価な賃料を背景にコールセンターなどの開設需要が強いことに加え、テレワーク普及の鈍さも市場の底堅さにつながっている。ただ、低空室率を当て込んだ開発は加速しており、供給過多に伴う空室増加への懸念もくすぶる。

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