図書室利用 気軽に富山県魚津・西部中生、蔵書情報電子化登録手伝う

学校図書を電子化する作業に取り組む生徒

 富山県魚津市は市内全小中学校7校で学校図書の蔵書情報を電子化する。2学期からの運用開始を目指し、今月から作業がスタート。19日は西部中の生徒が図書室で登録作業を手伝った。

 電子化により、児童生徒はタブレット端末を使って蔵書検索ができるようになる。調べ学習への興味を高めることを目的に、市教育委員会が実施。財源としてスギノマシン(滑川市)による「企業版ふるさと納税」を活用する。

 西部中では、図書委員とボランティアの1~3年生10人が参加。学校司書の説明を受け、蔵書にバーコードのラベルを貼り、データを登録する作業に取り組んだ。図書委員長の富山羚丸さん(3年)は「借りる際の面倒な手続きがいらなくなる。気軽に図書室に立ち寄ってほしい」と話した。

 市教委によると、全7校の蔵書は計8万4508冊。各校は学校司書と教諭、児童生徒が協力して作業を進める。

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