富山県射水市特産の黒大豆枝豆「富山ブラック」が19日、市内の小中学校の学校給食で出された。子どもたちに知ってもらおうと、販路拡大を図るJAいみず野が提供した。今回は計250キロで、夏休み明けにも再び提供する。
この日は贈呈式が大島小学校であり、総合学習で枝豆について学んでいる5年生約80人が児童を代表して出席。塚本清組合長は「栄養たっぷりの豆を食べてほしい」とあいさつした。
「名前の由来は」「1回にどれだけ収穫するの」といった児童の質問に、岡本昭宏園芸特産課長が回答。式後に河原結翔(ゆいと)君は「きれいな枝豆が地元で丁寧に作られていることを知り、誇らしい」と話した。
富山ブラックの栽培は2005年に始まった。豆の薄皮が黒っぽく、強い甘みとこくが特徴。早朝に収穫し、豆の温度を低く保つことで、鮮度を維持する。市内18組織が栽培し、本年度の作付けは39ヘクタールで、120トンの出荷を目指している。