中国、政策金利据え置き 3.55%、経済回復は遅れ

中国人民銀行=北京(共同)

 【南京共同】中国人民銀行(中央銀行)は20日、金融機関の貸出金利の目安で事実上の政策金利である「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3.55%に据え置いた。前月は10カ月ぶりの利下げに踏み切っていた。

 中国は新型コロナウイルス感染を徹底的に抑える「ゼロコロナ」政策の影響が長引き、経済回復が遅れている。デフレ懸念が強まっているが、金融緩和を実施したばかりのため、今月は効果を見極める考えだとみられる。

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