古民家で日本文化を満喫!

上野にある東京国立博物館が、外国人旅行者向けに様々な日本文化を満喫できるイベントを開催しています。中国出身の曹記者が取材しました。

東京国立博物館の敷地内にある、江戸時代に作られた日本家屋。普段は一般公開されていないこちらの建物で、7月14日から様々な日本文化を体験できるようになりました。

まずは着物の着付け体験。京都で1点1点、仕立てられた着物は上下に分かれているため、1人でも着ることが可能になっています。

記者:「着替えできました。初心者の私でも先生に教えてもらいながらわずか数分で着替えできました」

続いては…
「自分で意識して息を吐いたり吸ったりしていませんよね?」「リラックスして目を開けて座ってください」

禅の呼吸法です。日々の不調を姿勢と呼吸を調えることによって解消します。
体験した外国人は、呼吸の重要性を感じたようです。
「忙しくストレスの多い生活の中で(呼吸について)考えることが非常に重要なことだと思います」

さらに、海外でも人気の高い盆栽にも挑戦できます。

盆栽の先生:「自然の中の景色を鉢の中で表現するのが基本になる」
体験者:「植物を傷つけるかすごく不安です」
盆栽の先生:「それはありますよね。ただどれくらいやれば折れちゃうかやっぱり折ってみないとわからない。でも最初は恐れずやってみましょう」

盆栽体験は外国人にとても好評だったようです。

体験した外国人:「とてもおもしろかったです。(盆栽は)形の変化を見ることができます。形を変えると全く違うものになります。私はそれがとても好きです」

東京国立博物館に登場した、日本文化の新たな発信拠点は来年1月まで公開され、多くの外国人旅行者をもてなしてくれそうです。

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