夏休み、沖縄県産の牛乳を飲んで 給食なく消費量減少 県酪農協がPR

 沖縄県酪農青年女性部連絡協議会と県酪農農業協同組合は19日、県庁に照屋義実副知事を訪ね、県産牛乳の小パック30本などを贈呈した。県産牛乳消費拡大活動の一環。県産牛乳の消費は学校給食が約30%ほどを占めるが、夏休みの時期は給食がなく、消費量が減少するため、県酪農青年女性部連絡協議会の平田あゆみ会長は「新鮮でおいしい県産牛乳をぜひ飲んでほしい」とPRした。

 夏休みの時期は、県内の牛乳消費量が落ち込むため、県外に出荷せざるを得ない。ただ、県外への輸送はコストが高く利益が少ないことや、台風などにより出荷そのものができなくなるリスクもあり、県内農家にとっては県内消費が望ましいという。

 県産牛乳の生産量の減少などに伴い、県外産牛乳が小売店などに並ぶようになっており、県産が県外へ、県外産が県内で消費される状況があるという。

 (福田修平)

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