市川マンション切断遺体 殺人容疑で長女を再逮捕 寝ている母の首絞め「包丁で首、腕、脚を切断した」

現場マンションのエントランスで警戒する警察官=6月28日、市川市

 市川市南行徳3のマンション一室で住人の新博子さん(75)の切断遺体が見つかった事件で、千葉県警は19日、博子さんの首を絞めて殺したとして殺人容疑で長女で同居する契約社員、かほり容疑者(45)を再逮捕した。容疑を認めている。容疑者は6月28日に死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕されていた。

 逮捕容疑は6月26~28日ごろ、自宅で就寝中の博子さんの首を腕で絞めて殺害した疑い。

 県警捜査1課によると、司法解剖の結果、博子さんは頸部(けいぶ)を圧迫されたことによる窒息死の可能性がある。容疑者は「母の部屋に入って寝ている母の首を絞めて殺した」と供述。博子さんに馬乗りになり手で首を絞めた際、暴れて抵抗されたため、腕で再び首を絞めたとも話している。

 「自宅にあった包丁を使って、首、腕、脚を切断した」と供述。県警は自宅から家庭用包丁4本を押収しており、遺体の切断に使われた包丁を特定する捜査を進めている。

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