滋賀県大津市柳が崎の県立柳が崎ヨットハーバーでこのほど、初心者を対象にしたヨット教室が開かれた。真夏の日差しが降り注ぐ中、参加者たちが琵琶湖上でのセーリングを楽しんだ。
草津ヨット協会が主催し、県内外の6人が参加した。陸上で、ヨットの組み立て方や、帆やかじの基本操作を学んだ後、沖合まで出港。風向きに合わせて座り位置を左右に移し、強い波風で転覆しないようにヨットのバランスをとりながら、操作技術を学んだ。帆を目いっぱい手繰り寄せて艇を操るコーチの手元を真剣に見つめていた。
京都市の女性(46)は「父が琵琶湖に船を持っているので、操作を学びたい」と話し、同じヨットに乗った大津市の女性(61)は「長く近所に住んでいるが、見ているだけだったヨットについに乗れてうれしい」と笑った。