去年、三原市で、客から預かった現金を着服し、その後行方が分からなくなっていた金融機関の元職員の男が19日、三重県で逮捕されました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは三重県いなべ市の工員・広田祐己容疑者です。
警察によりますと、広田容疑者は去年6月、三原市の金融機関に勤務していた際、6回にわたって顧客6人の定期積金あわせて、およそ150万円を着服した疑いがもたれています。
調べに対して容疑を認めているということです。広田容疑者は、去年7月から行方が分からなくなっていて、当時の勤務先のしまなみ信用金庫が懲戒解雇にしたうえで刑事告訴していました。
しまなみ信用金庫によりますと、これまでに発覚した被害は65件、累計でおよそ2700万円にのぼるということです。警察は余罪など調べています。