女子U19日本代表が8強入り、15本成功と3Pシュート攻勢で中国を下す[U19女子W杯]

3Pシュート15本を決めて中国を退ける

現地7月19日、「FIBA U19女子ワールドカップ2023」(7月15日〜23日、スペイン)ラウンドオブ16で「AKATSUKI JAPAN」女子U19日本代表チームはグループD4位の中国と対戦。スタートダッシュを成功させると、相手にビッグランを作らせず、75-58で勝利してフランス(グループA2位)との準々決勝(7月21日日本時間20時試合開始)進出を決めた。

グループラウンドでは、初戦のイタリアに92-71、続くブラジルに77-58で連勝。リトアニアとの3戦目は激戦となったものの、4Q残り16秒、#77都野七海(トヨタ紡織)がドライブからレイアップを決めて劇的勝利。グループC1位として、中国とのラウンドオブ16に臨んだ。

日本のスタメンは3戦連続で#23森岡ほのか(日立ハイテク)、#32薮未奈海(デンソー)、#38山本遥香(立命館大)、#77都野、#91大脇晴(東京医療保健大)。

開始29秒、#91大脇のピックを使った#77都野がフリースローライン付近からフローターを決めて先取点を奪うと#91大脇、#23森岡、#77都野、#38山本による3Pシュート攻勢でリードを作り、残り5分44秒で16-6と2桁差とした。さらに3本の3Pシュートを沈めた日本は27-19として1Qを終える。

2Q、中国#181cmの#10リー・ウェンシャオにリバウンドを奪われると、197cm#17ジャン・シャオがインサイドで連続得点。さらに3Pシュートも決められ、残り6分半には29-28と迫られる。しかし、ここでも日本はロングシュートが武器となり、#9佐坂光咲(白鷗大)、#38山本、#23森岡が3Pシュートを決め、42-38としてハーフタイムを迎えた。日本は前半リバウンド争いでは14-23と劣勢だったものの、3Pシュート19本中10本を成功させている(52.6%)。

3Q開始直後、中国の連続得点で43-44と逆転を許したが、すぐに#23森岡のフリースローでリードを奪い返す。#38山本、#91大脇、#9佐坂が3Pシュートを沈めるなどで17-7とこのQだけで10点リードを作り、59-45と点差を広げて3Qを終えた。#23森岡は3Q6得点、5リバウンド、3アシストをマークしている。そして4Q、日本はインサイド、アウトサイドと双方で追加点。中国に主導権を渡さず、75-58で勝利して準々決勝進出を決めた。

日本は3Pシュート4本を沈めた#91大脇が両チームトップの18得点。#23森岡は15得点、10リバウンド、9アシストとトリプルダブルに1本という活躍を見せたほか、#32薮が13得点、#38山本が12得点と4人が2桁得点をマーク。チームとしてはリバウンドで37-44と劣勢だったものの、ターンオーバーを6とミスが少なく、フィールドゴール成功率が44.4%(28/63)、3Pシュートは44.1%(15/34)とシュートが好調だった。

大会は本日レストデー。明日20日日本時間20時より、4強入りをかけてフランスと対戦する。


FIBA U19女子ワールドカップ2023

開催期間: 2023年7月15日〜23日

開催地:スペイン・マドリード

組み合わせ:

【グループA】アルゼンチン、スペイン、オーストラリア、フランス

【グループB】マリ、ドイツ、チャイニーズ・タイペイ、アメリカ合衆国

【グループC】日本、リトアニア、ブラジル、イタリア

【グループD】エジプト、カナダ、中国、チェコ共和国

日本スケジュール(予定):

7月15日(土)◯92-71イタリア

7月16日(日)◯77-58ブラジル

7月18日(火)◯80-78リトアニア

7月19日(水)ラウンドオブ16/◯75-58中国

7月21日(金)クォーターファイナル/vs.フランス(20:00TIPOFF日本時間)

7月22日(土)セミファイナル・順位決定戦

7月23日(日)ファイナル・順位決定戦

競技方式:

・各グループにて1回戦総当たりを行い、グループ毎の順位を決定

・グループAとBの1位-4位、2位-3位…の要領でたすき掛けのベスト8決定戦を行う(グループCとDも同様)

・ベスト8進出チームにより決勝トーナメント(準々決勝~決勝)、ベスト8決定戦の敗戦チームは順位決定戦を実施

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