錦織圭、8月28日開幕のUSオープンにプロテクトランキングを使用しエントリー

錦織圭、2年ぶりのUSオープン出場へプロテクトランキング48位でエントリー

今年最後のグランドスラムで8月28日に開幕する「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク)は19日に男女シングルスの出場予定選リストを発表。6月に1年8ヵ月ぶりとなる実戦復帰を果たした元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ/世界ランク438位)は、プロテクトランキングを使用してリストに加わった。

左股関節と右足首痛により長期離脱を余儀なくされた錦織は、6月に行われたATPチャレンジャー大会「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマール)で2021年10月以来、1年8ヵ月ぶりの実戦復帰。2回戦後には「グランドスラムの準決勝が終わった時のような疲れ」とも述べていたが、試合時間約8時間半の全5試合を戦い抜き、いきなりタイトルを獲得する最高の結果を残した。

その後、錦織はウィンブルドン開催中の7月初旬にアメリカのチャレンジャー大会に2週連続で出場。復帰第2戦の「クランブルック・テニス・クラシック」(アメリカ・ブルームフィールドヒルズ)は2回戦敗退、第3戦の「シカゴ・チャレンジャー」(アメリカ・シカゴ)はベスト8となっている。

今回、USオープンのエントリーには、ケガで長期休養した選手に与えられるプロテクトランキング48位を使用。出場となれば2021年以来2年ぶりとなる。USオープンの公式サイトには、プロテクトランキングを使ってエントリーした注目選手の1人に2014年大会のファイナリストである錦織の名を挙げており、大会側も関心の目を向けている。

復帰戦では「USオープンに向けてもっとレベルを上げて、照準を合わせてトップ100に入れるように頑張ります」と目標を語っていた錦織。来週にはチャレンジャー大会よりもレベルが上がるツアー大会「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ATP250)に出場を予定しており、その後もツアー大会に出場してUSオープンに向けて着々と準備を進めていくようだ。

なお出場予定選手リストには200名が名を連ねており、日本人は6名がリスト入り。日本人トップの世界ランク30位の西岡良仁(ミキハウス)を筆頭に、錦織、綿貫陽介(フリー/同104位)、ダニエル太郎(エイブル/同112位)、島袋将(有沢製作所/同158位)、望月慎太郎(IMG Academy/同192位)が名を連ねている。

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