ベティスは新主将カナーレスの退団秒読み…後釜はプレミアリーグから? 2選手をリストアップか

[写真:Getty Images]

レアル・ベティスがスペイン代表MFセルヒオ・カナーレス(32)の後釜として2選手をリストアップしているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。

昨シーズンまでベティスの攻撃陣をけん引したカナーレス。今夏は現役を退いた元スペイン代表MFホアキン・サンチェスからキャプテンの座を引き継いだが、ここ最近はメキシコのモンテレイから届いた好条件のオファーを受諾し、移籍が秒読みになっていると報じられている。

財政難にあえぐベティスだが、カナーレスの年俸はチームトップクラスであり、売却によってそれなりの移籍金も手にできる模様。後釜としてトッテナムのアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソ(27)、ウェストハムの元スペイン代表MFパブロ・フォルナルス(27)をリストアップしているという。

ロ・チェルソは元ベティス。2018年8月にパリ・サンジェルマン(PSG)から1年間のレンタル移籍でベティスへ加入すると、2018-19シーズンの公式戦45試合で16ゴール6アシストをマーク。ベティスはシーズン後にPSGから買い取ってトッテナムへレンタル移籍させ、1年後に完全移籍で手放した。

それでも、放出後も代理人と頻繁に連絡を取り合ってきたとされ、再獲得を画策するのは今夏が初めてではないとのこと。トッテナムはビジャレアルからローンバックしたばかりのロ・チェルソについて、完全移籍での放出を望んでいるとみられている。

フォルナルスは2019年7月にビジャレアルからウェストハムへと加入し、4年間でプレミアリーグ通算137試合に出場。公式戦50試合でプレーするなどフル稼働した昨シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)制覇を経験している。

スペイン『El Desmarque』によると、フォルナルスは今夏のウェストハム退団を考慮している一方、ベティス以外からもオファーが届いているとのこと。契約は2024年6月までとなっており、ウェストハムも今夏の売却を希望しているようだ。

なお、ベティスによるカナーレスの後釜確保の動きは始まったばかりのようで、両選手とも現段階で具体的な進展はないとみられている。

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