『モグラが三千あつまって』 フォトコールと会見に_ 吉田美月喜! 富山えり子! 小日向星一! 栗原類! 長塚圭史! 近藤良平! 阿部海太郎! @新国立劇場

新国立劇場で、“未来のおとなと、かつてのこどもたちへ”に贈る音楽劇として、『音のいない世界で』(2012)、『かがみのかなたはたなかのなかに』(2015、2017)、『イヌビト~犬人~』(2020)と、「こどもも大人も楽しめる」を発表してきた長塚圭史。
4作目となる今回は、NHK「ひょっこりひょうたん島」の企画・演出を手がけた武井博の児童文学『モグラが三千あつまって』を音楽劇として舞台化。 『イヌビト』に引き続き振付は近藤良平、音楽は阿部海太郎。

舞台は、南の海にうかぶ三つの島。北の島に住むモグラ族は自分たちで食物を作ることに成功したけれど、西の島のネコ族と、東の島のイヌ族は毎年モグラ族からタロイモを盗んでいました。いつまでも負けてはいられないモグラ族。知恵のあるマチェックと度胸のすわったバンゲラ親分を中心に、戦いにそなえて大きな地下都市を作り始め……。

児童文学ながらも、現在の世界情勢にも通ずる、イヌ、ネコ、モグラたちの攻防戦。物語を通して平和への願いが貫かれている、あらゆる世代の観客に、”刺さる”メッセージ性が詰まっている。

フォトコールが7月12日に行われた。

フォトコール後に、会見に登壇したのは吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原類、そして演出の長塚圭史、振付の近藤良平、音楽の阿部海太郎。

コメント

吉田美月喜
(初めてお芝居を観る子供たちに)想像力が掻き立てられたら嬉しい。大人は観て改めて考える作品だと思います。たくさんの方に観ていただきたいです。

富山えり子
地下シェルターでモグラの演奏シーンが素敵です。演奏には緊張、でも、楽しくなってきています。

小日向星一
稽古で歌がどんどん出て来た時は、もうできないと思ったけど今は楽しい気持ちでいます。

栗原類
すべて、しんどいけど、どうすれば魅力的にできるか、試行錯誤して楽しい気持ちを忘れずに過ごしている__

演出:長塚圭史
この「モグラが三千あつまって」は、僕が9才の頃読んで、強い衝撃を受けた原作です。劇場が子供たちに通える場所、楽しめる場所になるにはどうしたらいいかと考えた時に「モグラが三千あつまって」を思い出しました。決して甘い物語ではないんです。メッセージが強く子どもの頃に響いていて、戦争というものを考えさせる作品でした。2023年のこの時期に、ぜひ、やるべきだと思いました。非常に豊かな創作期間を得て、力強い作品になったと思います。

振付:近藤良平
4人で三千のモグラはやるのは無理難題だと思った。4人でやるというのはイマジネーションを働かせることが大事で、観客が自分がモグラなんだ!と、イマジネーションで出来たらと思い、振り付けをてみました。

音楽:阿部海太郎
「音の風景」を意識して作曲しました。今回は、それぞれの動物が、どんな文化を作り、どんな音楽に親しんでいるのかを考えました。この物語、戦争の教訓を語り継ぐことが書かれていると思います。どこか遠い国の童謡や民謡をイメージしました。

劇場を楽しもう! 『モグラが三千あつまって』スペシャル企画が開催される。
終演後は客席内での撮影OK!
お子さま限定!公演ガイドツアー
ロビーでも、モグラたちがかくれんぼ!
「新国メンバーズ」ご来場者全員にオリジナルノートをプレゼント!
概要
モグラが三千あつまって
日程・会場:
本公演 2023年7月14日(金)~30日(日)
プレビュー公演 2023年7月8日(土)・9日(日)
新国立劇場 小劇場
キャスト
吉田美月喜 富山えり子 小日向星一 栗原類

スタッフ
原作 武井 博
上演台本・演出 長塚圭史
振付 近藤良平
音楽 阿部海太郎
美術 木津潤平
照明 齋藤茂男
音響 信澤祐介
衣裳 伊藤佐智子
ヘアメイク 稲垣亮弐
演出助手 大澤 遊
舞台監督 足立充章 山添賀容子
芸術監督 小川絵梨子
主催:新国立劇場
後援 :渋谷区教育委員会/東京都公立小学校長会/東京私立初等学校協会

新国立劇場公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp

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