第11回「ランニングデカ教室」にて、元世界ハーフマラソン日本代表の板倉具視さん(36)

第11回「ランニングデカ教室」(美作市スポーツ協会陸上競技連盟主催)が29日、美作北小学校=岡山県美作市=のグラウンドで開かれ、元世界ハーフマラソン日本代表の板倉具視さん(36)=広島県=が陸上競技に関わる技術や体力、走力を向上させるコツなどを教えた。
板倉さんは順天堂大学の学生の時、出雲駅伝第4区区間賞を取り、2007年に箱根駅伝で総合優勝に貢献した。2009年にはイギリスで開催された第18回世界ハーフマラソン選手権大会に出場した経歴を持つ。現在、広島県福山市でランニング教室「走健塾」の代表取締役を務めている。
この日は、約50人が参加。小中学生と高校生以上の大人に分かれて2回開いた。そのうち40人が参加した小中学生の教室では、「姿勢が悪いと速く走れない。猫背にならないように普段の生活に注意をしよう」と呼びかけ、一緒に股関節や肩甲骨などを動かして、体幹を鍛えるトレーニング、ジャンケンを交えたリレーなどを行った。
将来陸上選手になりたいと言う吉永理人君(11)=岡山県和気郡和気町=は「普段動かしていない筋肉を鍛えたので速く走れるようになったと思う。練習で学んだことを生かして頑張りたい」と話した。
板倉さんは「生涯スポーツとして、親子で取り組んで続けて欲しい」と語った。

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準備運動をする板倉さんと子どもたち

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