重度障害生徒に専用端末配備せず 横須賀市の支援学校、1人1台へ

 小中学生に1人1台の学習用端末を配備する「GIGAスクール構想」を巡り、神奈川県横須賀市立の特別支援学校で、重い障害がある子どもに専用端末を配備せず、共同利用としていたことが20日までに市教育委員会への取材で分かった。市教委は「今後速やかに1人1台の配備を進める」としている。

 市教委によると、42人在籍の同校の小中学部に配備されている端末は34台。比較的障害の程度が軽い18人には1人1台を貸与、比較的程度が重い24人は共同利用していた。端末を配備した2021年度を前に、市教委と学校が協議して方針を決めた。

 今年8月ごろまでに同校でも1人1台を配備する方針に変更した。

© 一般社団法人共同通信社