夏のイベントで注文増 ラムネの生産が最盛期 広島・呉の老舗メーカー

広島・呉市の食品メーカーでは、ラムネの生産が最盛期を迎えています。

呉市三条にある中元本店は、1925年の創業からラムネの製造を始めました。戦艦「大和」で飲まれていた「大和ラムネ」、藻塩入りの「塩ラムネ」などが人気です。

創業当時からのレシピで作った原液に、冷やした炭酸水を混ぜて、年季の入ったラムネ製造機でビー玉の入ったビンに1本1本、詰めていきます。

ことしは多くのイベントが再開したため、ゴールデンウイークに入ってから注文が増え始めたということです。工場では、多い日でおよそ2400本のラムネを生産していて、夏本番を前に最盛期を迎えています。

中元本店 若狭倫一 営業部長
「夏の風物詩、そういうものが各地で開催されるので、それも合わせてラムネの製造も増えていっていると思います。夏といえばラムネ。そういう季節がやって来たと思います」

中元本店は、去年より2万本ほど多い、コロナ禍前を超えるおよそ12万本の出荷を見込んでいます。

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