日立製作所は20日、今夏以降のインターンシップに参加した学生の成果や強みなどの記録を、その後の採用選考に利用する方針を発表した。インターン自体も、学生の希望に応じて職種別に職務内容を詳細に説明する「ジョブ型」で行う。学生のキャリア志向や適性を見極め、入社後のミスマッチ防止につなげたい考えだ。
政府は2025年卒の学生からインターン情報の利用を解禁した。日立は23年度のインターンで約800人の受け入れを見込んでおり、24年6月から始まる選考で情報を利用する見通し。
日立によると、新社会人は勤務地や職種が希望通りにならない「配属ガチャ」を嫌う傾向がある。