キリアン・マーフィー役作りで「アーモンド1日1粒」ダイエット 激やせし念願の病的にこけた頬に

クリストファー・ノーラン監督(52)の最新作『オッペンハイマー』で原爆の父と言われるタイトルロールの物理学者を演じている俳優のキリアン・マーフィー(47)は、ロバート・オッペンハイマーの痩せこけた容姿を再現するために「アーモンド1日1粒」といった極度のダイエットをしていたという。キリアン、自らはダイエット方法について語っていないものの、妻キティ役を演じたエミリー・ブラント(40)が、それを明かした。

エミリーは、エクストラに「彼は途方もないことを引き受けたの。だから毎日アーモンドを1粒ぐらいしか食べられなかったのよ」と話している。

一方キリアン本人は5月、ニューヨーク・タイムズ紙に、役作りに関して、こう語っていた。「僕は身体で演技をするのが大好きで、オッペンハイマーの体つきとシルエットはとても特徴的だったから、それを正しく表現したかった」「かなり体重を落とさなければならなかったし、僕達は衣装や仕立てにも気を遣ったよ。彼は非常にスリムで、痩せこけていた。マティーニと煙草で生きていたからね」1967年にがんで死亡したオッペンハイマーは、煙草「チェスターフィールド」と縁にライムを付けたアルコール度数が2倍のマティーニだけで生き長らえていたと言われている。

また最近のガーディアン紙のインタビューでは、何キロ減量したかなどダイエットに関する報道は避けたいとした上で、ハードな撮影の様子をこう振り返っていた。「爆発し続ける汽車に乗っているようなものだ。バン、バン、バン、バンってね」「数時間眠って、起きて、また爆発だ。僕はクレイジーなエネルギーで動いていたよ。食べ物やほかのことを心配する限界を超えたところにいたんだ。ハイパーな状態だ」「でもそれは良かったよ。あのキャラクターはそんな感じだから。全然食べていなかったからね」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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