新興企業向けファンド設立へ みずほ銀行、100億円規模

インタビューに応じるみずほフィナンシャルグループの磯貝和俊リテール・事業法人カンパニー長=4日、東京都内

 みずほ銀行が新興企業の成長を支援する100億円規模のファンドを月内にも設立することが20日、分かった。研究開発費がかさむテクノロジー企業などに融資し、新規株式公開(IPO)までの資金繰りを支える。融資額は1社当たり数億円規模を想定している。

 みずほフィナンシャルグループの磯貝和俊リテール・事業法人カンパニー長が共同通信のインタビューで明らかにした。

 新興企業はファンドに社債を購入してもらうと同時に、自社株式をあらかじめ決められた価格で購入できる新株予約権をファンドに付与する。ファンドはIPOなどの際に新株予約権を行使して株式を購入し、この株式を売却すれば利益が得られる仕組みだ。

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