ちびっこ広場に特定外来生物「セアカゴケグモ」 広島市でことし初 

広島市内のちびっこ広場でセアカゴケグモとみられるクモが発見され、市が注意を呼びかけています。

広島市によりますと、18日午前10時ごろ西区観音新町1丁目にあるちびっこ広場で、広場を利用していた市民がセアカゴケグモらしきクモ1匹を発見し、「変わったクモがいる」と市に通報しました。クモはその後、発見した市民によって広島市保健所の西区分室に持ち込まれ、市の職員が殺処分しました。

クモは体長2センチぐらいで黒っぽく、赤い模様がついていて、環境省中国四国地方環境事務所がセアカゴケグモの可能性が極めて高いと確認したということです。

セアカゴケグモは特定外来生物に指定されているオーストラリア原産のクモで、メスは毒を持っています。広島市は、見つけても素手で触ったり、捕まえたりせず、かまれたら傷口を温水や石けん水で洗い流し、保冷材などで冷やし、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

広島市でセアカゴケグモが発見されたのは去年10月以来で、今回で13例目です。

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