【速報】仙台市内の中学校 理科の実験中に事故 アンモニア水飛散 生徒と教員計2人が救急搬送 

20日、太白区の柳生中学校で理科の実験中にアンモニア水が飛び散る事故がありました。

生徒と教員あわせて5人が体調に異変を訴え、このうち生徒と教員2人が病院に救急搬送されました。

仙台市教育委員会によりますと、20日午前10時半ごろ、仙台市太白区の柳生中学校1年の理科の授業で、アンモニアの性質を調べる実験中に、炎で温めていたフラスコ内のアンモニア水が周囲に飛散したということです。

これにより生徒4人と教員1人のあわせて5人が体調の異変などを訴えました。

5人のうち生徒1人と教員1人が目にアンモニア水が入り病院に救急搬送されました。

また、腕にアンモニア水がかかった生徒2人のうち1人が腕に痺れを訴え病院を受診、このほか生徒1人が臭いで気分が悪くなったと訴えたということです。

授業では試験管にアンモニア水と沸騰石を入れゴム栓をし横向きに設置して炎で熱して気体のアンモニアをフラスコに集める実験をしていたところ、ゴム栓が外れフラスコ内のアンモニア水が周囲に飛散したということです。

仙台市教委によりますと、実験をしていた生徒と教員はいずれも保護用の眼鏡を着用していなかったということです。

学習指導要領では水溶液が飛散する可能性がある実験をする際、保護用の眼鏡を着用するよう示されて、仙台市教委では改めて実験を行う際の注意事項を仙台市立のすべての小・中・高校に通知するとしています。

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