【新型コロナ】神奈川のコロナ感染者、9週連続増 入院者138人増

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は20日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。10日~16日までの1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は8.14人となり、前週に比べて0.76人増加した。5月8日の5類移行後、前週比で増加するのは9週連続。

 報告された患者数は県内全体で2954人だった。医療機関当たりの報告数は、横浜市で7.72人、川崎市で9.79人、相模原市で6.55人、政令市を除く県域全体で8.30人。年代別では10代や50代、40代が多かった。

 一方、19日時点の入院者数は762人(前週比138人増)で、このうち重症者は23人(同8人増)。確保病床の使用率は24.98%で、このうち重症用病床は13.42%だった。

 5類移行に伴い、感染者数の全数把握は廃止され、定点医療機関から報告される感染者数を県がまとめて週1回、公表することになった。
(川口 肇)

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