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第105回全国高校野球選手権記念岡山大会第11日は20日、倉敷市のマスカットスタジアムで準々決勝2試合があり、理大付と倉敷商がいずれも接戦を制し、23日の準決勝に駒を進めた。
理大付は春の県大会を制した学芸館に3―2で競り勝った。エース左腕の高橋が2失点完投し、リードを守った。倉敷商は倉敷工に3―2のサヨナラ勝ち。同点の九回に増田が左越えに決勝打を放った。理大付は2大会連続、倉敷商は5大会連続の4強入り。
第12日の21日はマスカットスタジアムで山陽―就実、岡山東商―光南の準々決勝残り2試合が行われる。
▽準々決勝
理大付 競り勝つ
理大付
100011000|3
100000010|2
学芸館
▽三塁打 藤原、古謝▽二塁打 鷹取、草浦▽暴投 伊藤
【評】理大付は左腕高橋が打たせて取り、5安打2失点で完投。バックも2併殺を奪った。打線は1―1の五回1死一、二塁から、草浦の右翼線二塁打で勝ち越し。六回は2死一、三塁で三走寺尾が一塁けん制の間に本盗を決めた。
学芸館は犠打失敗などで攻撃が空転。八回に古謝の中越え適時三塁打で1点差に迫ったが、及ばなかった。
倉敷商 粘り強く反撃
倉敷工
000002000|2
000001011x|3
倉敷商
▽二塁打 三宅(商)増田▽暴投 桐岡
【評】倉敷商がサヨナラ勝ち。2―2の九回1死二塁で、救援左腕の増田が自ら左越え二塁打を放ち熱戦に終止符を打った。失策絡みで先手を取られたが、八回に三宅の併殺崩れで追い付くなど粘り強く反撃した。
倉敷工は、頼の適時内野安打と堀内のスクイズで2点を先制した直後の六回の好機と八回1死二、三塁を逸したのが悔やまれる。