ギリシャ、猛暑で遺跡を一時閉鎖 アクロポリスなど

古代遺跡アクロポリスのパルテノン神殿=20日、ギリシャの首都アテネ(ゲッティ=共同)

 【ローマ共同】ギリシャ文化省は20日、熱波の影響で猛烈な暑さとなっているため、首都アテネの古代遺跡アクロポリスを含む国内の遺跡を正午から午後5時半まで一時閉鎖すると発表した。同日から23日までの予定で「気象状況が変化した場合、改めて発表する」としている。

 アクロポリスは午前8時~午後8時が通常の営業時間。遺跡の従業員らでつくる労働組合は猛暑を理由に20~23日の午後4~8時にストライキを実施すると発表していた。

 アテネでは最高気温が40度前後になる日が続くと予想されている。アクロポリスは日陰がほとんどないため、暑さで体調不良となる観光客が続出した。

© 一般社団法人共同通信社