奈良市長に殺害予告疑い 愛知の男性書類送検へ

 昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件を巡り、奈良市の現場への慰霊碑設置を見送った仲川げん市長に殺害を予告する内容のメールを送ったとして、奈良県警は脅迫容疑で愛知県内の男性を21日にも書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で20日分かった。

 捜査関係者によると、メールは近鉄大和西大寺駅近くの現場への慰霊碑設置を見送った市の決定に抗議し、殺害をほのめかす内容が含まれていた。仲川氏は今年1月の記者会見で、「銃殺してやる」などと書かれたメールが複数届いたと説明。「言論の自由を大幅に超えた行為だ」と非難し、県警に被害届を出したと明らかにしていた。

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