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富山中央署の強盗対応訓練は20日、富山市奥田町の宝飾店「エルサカエ富山総本店」で行われた。首都圏で貴金属店を狙った強盗事件が相次いでいることを受けて実施した。店員ら7人が万一の事態に適切に対応できるよう備えた。
覆面や仮面で顔を隠した強盗犯3人が銃やハンマーを持って営業中の店内に押し入り、ネックレスや腕時計を奪い逃走したとの想定。犯人役の署員は大声で店員に貴金属を要求するなどした。店員は非常通報ボタンを押して警備会社に連絡し、駆け付けた警察官に犯人の服装や特徴、逃走方向などを伝えた。
訓練後、高瀬学店長は全国で強盗事件が多発していることについて「脅威に感じている。強盗が襲ってきたら冷静でいられないと思うが、訓練を通して少しでも対応力を高めたい」と話した。