古都奈良は猛暑続き 奈良公園内でミスト噴霧 近畿地方梅雨明け

“涼”を求めミスト噴霧装置の下で足を止める観光客=20日、奈良市登大路町

 大阪管区気象台は20日、「近畿地方は梅雨明けしたとみられる」と発表した。平年より1日遅く、昨年より3日早い。奈良市内はこの日も30度を超える暑さになった。奈良公園内9カ所に設置されたミスト噴霧装置の下で、立ち止まり“涼”を求める観光客も。

 奈良地方気象台によると、梅雨入りした5月29日から今月19日までの降水量の合計は、奈良市の379.5ミリ(平年325.9ミリ)をはじめ、県内ほぼ全ての観測地で平年値を上回った。向こう1週間も、引き続き高気圧に覆われて晴れる日が多く、厳しい暑さが続きそうだ。

© 株式会社奈良新聞社