かりそめ天国にも登場!老舗町中華のコク旨オムライスにグッとくる【東京・浅草】

旅人へひとこと

浅草の老舗町中華で過ごした、ランチタイムのひとコマをご共有します!

東京都台東区浅草──

平日と言えど、『浅草寺』周辺はなかなかの混みっぷりです。観光客と思しき皆さんや修学旅行生などに加えて、海外の方もすっかり多くなりましたよね。昨年、一昨年とは状況も一変!コロナ禍以前の姿にだいぶ戻ってきたような印象を受けます。

さて、今回の目的地は、東武浅草駅からすぐ!『浅草寺』からは徒歩2〜3分ほど ──

『中華料理 ぼたん』さんです!

創業は1948年だそうで、実に70年を超える老舗の町中華。個人的にこれまで何度かお世話になっていますが、お昼時は決まって賑わっています。この日も例外なく。

ちなみに、「マツコ&有吉 かりそめ天国(2022年)」や「町中華で飲ろうぜ(2021年)」などの人気テレビ番組を筆頭にメディアに取り上げられることも多く、その際には特定の一品ではなく、色々なメニューが紹介されている点も興味深いところです。

オムライス

ケチャップ × ラードの旨味演出を存分に楽しめる「オムライス」。そのフォルムは細身で、スタイリッシュな印象を受けます。また、醤油スープがついてくる点は町中華ならではですよね。

ちなみに、メニューにはシンプルな「チキンライス」もラインナップしますが ── そして、過去にいただいたこともありますが ── やはりこの「オムライス」のほうが食後の満足度は高めにまとまります(個人調べ)。

玉子はしっかり火を通した、ハードめな薄焼き。洋食屋さんやカフェなどで見るような“プルプルッ、トロ〜ンッ”な代物とは一線を画します。ちょいと破れた部分からチキンライスをチラ見せしてくる点は、なんともセクシー。

この薄焼き玉子を割いて濃ゆい赤味を帯びたライスを頬張ると......まずはガツンッ!とケチャップ。そのパフォーマンスが実に心地良く感じます。それは熱を帯びて酸味の角がとれ、逆に甘味が豊かに広がるからだと。

ね〜っとりと歯に絡みついてくるライス。米粒のほどよく緩んだアウトラインを感じつつしっかりと噛み続けることで、ライスがまとったコクや旨味がじ〜んわりと......。

なんだか前回いただいた時よりも旨味が濃ゆいような気もしてしまいました。とにかくクセになるような、あとひく感覚を覚えます。

なお、ライスから顔を出す具材には、鶏肉や玉ねぎ、ピーマン等。鶏肉は脂身を丁寧に落とされていて、ゴロッとしたアクセントを役としても立ち回ります。且つ、各具材たちにはところどころ焦げが入っていて、これまた仄かな香ばしさを運んできてくれました。

薄焼き玉子の上から掛かったケチャップは強めのアクセントでチキンライスを引き立ててくれます故、後半になるにつれて消費スピードは一層増すばかり。爽やかな余韻を残してくれる「オムライス」は、すっかり暑くなったいまこの季節にもオススメの一皿です!

もちろん昼呑みもできます!

『ぼたん』さんでいただけるメニューには麺類やごはん類、一品料理に加え、アルコール類も......昼から呑みたい方向けに最低限の環境は整っているように思います。

そう言えば、こちらで麺系をいただいたことがありませんでした...。“オススメ”と書かれた「塩バターラーメン」や「広東メン」などは、個人的に今後の課題メニューとさせていただきます。

下町の町中華で浸る“オムライスタイム”に感謝して ──

こちらの『ぼたん』さんでは「ニラレバ」や「餃子」をお供に白メシを掻き込むのも良きですが、このあとひく「オムライス」もまた一興と。

それでは、お店の皆さまに感謝しまして。

ごちそうさまでした!

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ぼたん

〒111-0033 東京都台東区花川戸1丁目8−1

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*この記事は2023年6月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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