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2023年7月20日に公開された動画のテーマは……マイナンバー問題で解散時期はどうなる？
ゲストにJX通信社の米重克洋氏をお招きし、マイナンバー問題に関する意識調査の結果や解散への影響について語っていただきました。
マイナンバー問題で9月解散の可能性は？
【このトピックのポイント】
・高齢者を中心に現役世代でもマイナンバーを不安視する声が高まる
・マイナンバー問題で内閣支持率下落するも挽回の可能性は十分にある
・8月上旬に総点検の中間報告が予定されるも解散への影響は不透明
マイナンバーをめぐるトラブル続く
マイナンバーをめぐっては、他人の健康保険証や口座と紐づけされたり、コンビニで誤った証明書が交付されたりとトラブルが相次いでいます。
国会審議でも多く取り上げられ、米重氏も周囲からマイナンバーを不安視する声を聞くことがあるとのこと。
社会全体でマイナンバーに対する不信感が高まっています。
マイナンバーカードに関する意識調査結果
マイナンバーカードに関する意識調査結果を2つ紹介します。
マイナンバーカードと保険証に一体化について
健康保険証を廃止しマイナンバーカードと一体化することについては、高齢者が反対する傾向が強いといわれています。
しかし、今回の意識調査では若年層の回答が多いとされるネット調査でも「どちらかと言えば反対」「強く反対」が41.9％に上り、電話調査の44.7％と大差ない結果となりました。
米重氏によると、年代別では40代で反対がかなり多くなる状況とのこと。高齢者に限らず現役世代でも不安を抱いている人は多いことがうかがえます。
米重氏「それぐらいこの問題は世論に響いているということだと思います」
マイナンバーカードの返納について
マイナンバーカードの自主返納が報道されていますが、意識調査ではネット調査・電話調査いずれも6割以上が「考えていない」と回答しました。
返納を「考えている」と回答したのはネット調査で14.4％、電話調査で14.9％とそれほど多くはありません。このなかで実際に返納する人となると、かなり少なくなると思われます。
米重氏「有権者の受け止めとして、そこまでのことではまだないということなのかもしれませんね」
MC千葉佳織「返納するって自分の時間も体力も使うものですからね」
支持政党別でみると、野党支持層の方が保険証廃止に反対する傾向が強くなるとのこと。例外は維新と国民で、保険証廃止に賛成する層の方が多くなるようです。
マイナンバー問題が岸田政権に与える影響
「マイナンバー問題が内閣の支持率に対して一定の影響を与えていることは間違いない」と米重氏。
岸田政権は高齢者層から緩く支持を集めているのが特徴です。この層がマイナンバー問題で不信感を抱いていることが支持率に表れています。
一方でその緩さゆえに、他の要因によって支持率を挽回する可能性がある、と米重氏は分析しました。
岸田首相がマイナンバー問題の総点検の中間報告と取りまとめを8月上旬までに行うよう指示したことも、そういった思惑があってのことなのかもしれません。
米重氏「何か他の出来事も含めて、しっかり支持率を挽回していこうというのが今の岸田内閣なのかなと思います」
マイナンバー問題がなければ6月の解散はあったのでしょうか。米重氏は岸田首相の発言等も踏まえ、解散はあり得たとコメント。
「全く解散について準備してなかったということはさすがにないと思う。選択肢ではあったしやってた可能性もあると思う」と続けました。
次の解散時期について9月との報道もありますが、8月の中間報告次第でまた先延ばしになる可能性はあるのでしょうか。
解散時期はマイナンバー問題だけではなく、首相の政策や総裁選に対する考え方、国会の日程、さらには外交日程によっても左右されると米重氏。現時点で予想することは難しいとしました。
動画本編はこちら！
マイナンバーでトラブル相次ぐ！解散時期への影響は？
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