「音楽朗読劇 アシガール」羽木九八郎 忠清役 深堀未来 インタビュー

累計部数440万部突破の人気漫画『アシガール』を原作にした「音楽朗読劇 アシガール」を、2023年8月5日(土)&8月6日(日)の2日間 (全3回公演)、TOYOSU PITにて開催される。『ごくせん』『デカワンコ』『高台家の人々』などで知られる漫画家 森本梢子が描く、話題のコミック『アシガール』。足が速いことだけがとりえの女子高生・唯は、弟の尊がつくったタイムマシンをうっかり起動させてしまったことで、戦国時代にタイムスリップ・・・!? そこで出会った愛しい若君こと羽木九八郎忠清と恋に落ち、彼を守るために足軽になって奮闘する姿を描くタイムスリップ・ラブコメディ。
8月5日(土)の公演には「家政婦のミタ」など子役時代から数々の作品に出演し、今回が朗読劇初となる女優の本田望結が速川 唯役に、「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」など人気アニメの声優として活躍する増田俊樹が羽木九八郎 忠清役にキャスティング。
8月6日(日)の公演には、4月期ドラマ「サブスク彼女」で 地上波連ドラ初主演を務め、本田と同様に初の朗読劇に挑む紺野彩夏が速川 唯役を昼夜両部で演じ、7人組ダ ンス&ボーカルグループ BALLISTIK BOYZのボーカルを務め、今回が舞台・演技ともに初挑戦となる深堀未来が昼の部で、人気グループ超特急のメンバーであり、7月期ドラマ「みなと商事コインランドリー2」にも出演する草川拓弥が夜の部で羽木九八郎 忠清役を務める。
また、朗読劇『私の頭の中の消し ゴム』『君の名前で僕を呼んで〜5th anniversary~』をはじめ数々の映画、ドラマ、舞台を担当する岡本貴也が脚本・演出を手掛け、音楽監督は映像や舞台・TV アニメなど多彩にわたる音楽を手掛ける土屋雄作が務める。
生バンドによるライブ演奏で『アシガール』の世界を盛り上げていく。
6日昼の部で羽木九八郎 忠清役に挑戦する深堀未来さんのインタビューが実現した。

ーー朗読劇のオファーを受けたときの感想を。いつもの活動と相当違いますね。

深堀:最初は単純にびっくりしましたし、すごく嬉しい気持ちと、やっぱりどこか不安な気持ちもあったんです。でもオファーしていただいたので、全力でやり遂げたいなっていうのは思いましたし、こういうお仕事には興味があったので、しっかりと!「頑張ろう!」って気合いが入りましたね。

――『アシガール』すごく人気のある作品で、NHKのTVドラマもありましたが、作品そのものはいつ頃知りましたか?

深堀:普段は漫画とかをあまり読まないので、作品は今回お話をいただいてから知りましたが、本当にすごく名作だと言われているので、ドラマもすごいキャストの方々ばかり。なので「これ、僕でいいのかな?」って思ったんですけど(笑)。そこはしっかりと、僕ならではの、僕にしかできない羽木九八郎 忠清を演じたいなと思います。

――若君も現代にいって、漫画とか読んでいるシーンも(笑)。キャラクターについて、自分にとってシンパシーを感じるところや、ここは自分とは違うとか、いいところとかありますか。

深堀:やはり個人的に役作りをしていく上で共通していると思った部分は、僕も普段はグループ活動をしていますので、今までいろんな方々に支えられてここまで来ましたので。周りに仲間だったり、周りの人たちに対する熱い気持ちだったり、そういうところはすごく似てるなっていう面があります。自分よりも周りに気を使ったりとか、相手の気持ちに熱くなれるような男で自分もいたいなという気持ち。だからそういった役を演じるのはすごく嬉しいですし、そこはしっかりと気持ちを入れて頑張ろうと思っています。

――(忠清は)立場上、家臣もいる、非常に重要なキャラクターですよね。現代人の唯が来たことによって自分の運命を知ってしまう。

深堀:そうですね。そういうのも、台本を読んでいて面白かったところです。戦国時代の女性って、結婚とかも決められた条件だったりするし、自分を持てない時代なのに、家来たちがいる中に全く別の意見をいう女の子がいきなりポンと現れて、その子に恋してしまう。すごい面白いなと感じました。

――基本ラブコメですが、いろんな要素がある作品じゃないかなと思います。今回、朗読劇で日曜の昼の部、1回ですよね。

深堀:はい。一発っていうのはとても緊張はするんですけど、ある意味、1日目と2日目、それぞれキャストの方も違うので、僕の回は僕でなければ表現できないものを、頑張って成し遂げたいですし、この(キャスト陣の)中では一番演技経験が少ないと思うので。しっかりと稽古を頑張って自分のものにしていきながら、「よかったよ」って言ってもらえるように、そして何よりも観にきてくださる方々にこの『アシガール』の世界観を音楽とともにしっかりと伝えていけるように全力で頑張りたいと思います。

――音楽が生演奏なので呼吸感がありますよね。演奏と朗読と。ここら辺は普段の活動と通じるものがあるのでは?

深堀:そうですね。やはり音楽があることで僕としてはだいぶ心強いです。とはいえ、演技が最大の軸でもありますが。この音楽が『アシガール』の世界観を皆さんにより想像しやすいようにしてくれると思うので、そこはしっかりと世界観に沿って、自分も朗読できれば、と思います。

――それでは、最後に皆様へメッセージを。

深堀:この『アシガール』の音楽朗読劇を観ようかなと思っている方々に対しては本当に素晴らしい物語になっています。それにこの現代と戦国時代、2つの軸が一つの物語の中にあることによって生まれる…多くの奇跡だったり、出会いがあったり、いろいろな物語が生まれています。音楽、生演奏もありますし、そこは自信を持っていい作品にできるので、皆様に観に来てほしいです。また、アーティストとしての僕のことを応援してくださっている方々であれば、普段とは全く別の僕を観られると思います。そういった意味では、ぜひ心から応援していただきたいなと! 逆に、この音楽朗読劇を観て、深堀未来を通して、僕らのことも知ってもらえたら、うれしいです。

――テンポ感のいい台本と、そしてどんな音楽になるのか、楽しみですね。

深堀:ええ。開演が楽しみです。

――ありがとうございました。公演を楽しみにしています。

『アシガール』あらすじ
速川 唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で、恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。 なんの目標もなくなんとなく過ごしていたある日、弟の尊がつくったタイムマシンをうっかり 起動させてしまい、戦国の世へ…!?

概要
タイトル:音楽朗読劇 アシガール
脚本・演出:岡本貴也
音楽監督:土屋雄作
演奏:中原裕章/まきやまはる菜/鈴木梨花子
公演日程/出演キャスト:
◎2023年8月5日(土)17時45分開場 18時30分時開演
【キャスト】速川 唯:本田望結/羽木九八郎 忠清役:増田俊樹
速川 尊:峯⽥大夢/松丸阿湖:尾崎由⾹/⽻⽊成之:熊⾕健太郎
◎2023年8月6日 (日) 11時45分開場 12時30分開演
【キャスト】
速川 唯:紺野彩夏/羽木九八郎 忠清役:深堀未来(BALLISTIK BOYZ)
速川 尊:新 祐樹/松丸阿湖:中島 愛/⽻⽊成之:⼭下誠一郎
◎2023年8月6日 (日) 17時15分開場 18時開演
【キャスト】速川 唯:紺野彩夏/羽木九八郎 忠清役:草川拓弥(超特急)
速川 尊:梅田修一朗/松丸阿湖:小市眞琴/羽木成之:橘 龍丸

■会場:TOYOSU PIT(東京都江東区豊洲 6-1-23)
原作:『アシガール』 森本梢子 (集英社「ココハナ」連載)
主催・企画・製作:カルチュア・エンタテインメント株式会社
制作:株式会社アハバ クリエイティヴ パーティー
イベントプロモーター:808株式会社
©森本梢子/集英社 ©Culture Entertainment Co.,Ltd.
公式サイト: https://culture-pub.jp/ashigirl/
公式 Twitter:Twitter:@ce_butai
原作情報
『アシガール』(集英社) 全 16 巻 好評発売&配信中!
https://cocohana.shueisha.co.jp/story/morimoto/ashigirl/
続編『たまのこしいれ 〜アシガール シーズン 2〜』もココハナ(集英社)で連載中
https://cocohana.shueisha.co.jp/story/morimoto/tamano/

撮影:金丸雅代
取材:高浩美
構成協力:佐藤たかし

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