新型コロナウイルスが5類移行後 初めての夏休み 旅行の動向は「国内だけでなく海外も」

 新型コロナウイルスが5類に移行して初めての夏休みを迎えます。コロナ禍で控えていた旅行やレジャーを計画している人も多いのではないでしょうか。

 大手旅行代理店JTBがまとめた旅行動向の見通しによりますと、7月15日から8月31日までの夏休みに1泊以上の旅行に出かける人は、全国で7370万人と推計され去年(2022年)に比べて17.8%増えました。

 コロナ禍前の2019年の7543万人には届かなかったものの、国内旅行者数だけで見ると7250万人で去年に比べ16.9%増えてコロナ禍前と同じ水準まで回復しました。また、海外旅行者数は120万人と去年の倍以上になった一方で、コロナ禍前と比べると4割程度に留まっています。

 海外旅行の旅行日数は2泊3日や3泊4日など海外旅行としては短い期間が人気でハワイや韓国、それに台湾などが増えているということです。

 JTB宇都宮店によりますと、今年の夏休みの旅行の傾向はコロナ禍で見送られていた公共交通機関を利用した遠方への旅行が多いといいます。

 また、コロナ禍に結婚はしたもののハネムーンに行けなかった夫婦の旅行が、この夏休みに増えているということで徐々にコロナ前の旅行の雰囲気が戻ってきています。

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