無許可狩猟疑いで男書類送検 スクールバスに銃弾、意図せずと判断 千葉・市原署

市原署

 千葉県市原市で2月に狩猟が許されていない場所で猟銃を撃ち野鳥を捕獲したとして、千葉県警市原署は20日、鳥獣保護法違反(無許可捕獲)などの疑いで、佐倉市の男性会社員(52)を書類送検した。弾は高校生ら25人が乗るスクールバスにも当たったが、意図したものではなかったと判断した。

 書類送検容疑は2月4日午前7時45分ごろ、県が定める狩猟可能区域から外れた市原市荻作の田畑で、県公安委員会の許可を得て所有していた空気銃を使い、キジを撃った疑い。

 署によると、東海大市原望洋高の1、2年生24人と男性運転手が乗った走行中のスクールバスにも弾が当たり、乗降口ドアのガラスを貫通したとみられる1発が車内で見つかった。けが人はいなかった。

 署は任意聴取の結果などから、男性が狩猟可能区域に入っていると勘違いしてキジを狙い、流れ弾がバスに当たったと結論付けた。

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