陸自、宮古ヘリ事故調査を延長 フライトレコーダー、機体の解析に時間

 【東京】宮古島市沖で発生した陸上自衛隊のヘリコプター事故を巡り、森下泰臣陸上幕僚長は20日の記者会見で、原則4カ月と定められている事故調査期間の延長を防衛相に申請したと明らかにした。海底から引き揚げたフライトレコーダー(飛行記録装置)や機体の解析に時間がかかっているためと説明した。

 森下陸幕長は「調査協力企業と連携して調査しているが、最終報告を受けられるのが8月6日以降となる」と語った。事故は4月6日に発生。防衛省の訓令は原則として4カ月以内に防衛相へ報告書を提出することを定めているが、特別な事情がある場合には延長することができる。

 (明真南斗)

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