ブリトニー・スピアーズと「Mind Your Business」という楽曲をリリースしたウィル・アイ・アムが、制作の舞台裏について新しいインタビューで明かした。
現地時間2023年7月20日に放送された米CBS Morningsに出演した彼は、「僕は長年、ブリトニーのファンで友人でサポーターでした。彼女の音楽を積極的に聴く人という意味でのサポーターですし、彼女が解放のために戦っていた時代を通して、彼女を応援する人という意味でのサポーターです。彼女は素晴らしい人です」と語った。
「Mind Your Business」の存在が最初に発表されたのは7月17日で、ウィル・アイ・アムはブリトニーの象徴的なキャッチフレーズである“It's Britney, bitch”をフィーチャーした数秒の曲の断片をSNSに投稿した。当初、この新曲は18日にリリースされる予定だったが、その後、ウィル・アイ・アムがインスタグラムで21日にリリースされると明かし、彼女が、「僕の人生で出会った中で最も大胆不敵で、強く、親切で、純粋な人の一人……いつも君と一緒に仕事をするのが大好きだったし、これからもずっとそうだ」と綴っていた。
二人のコラボレーションは、2012年に「Scream & Shout」で初共演した時以来となる。その当時と今とでは多くのことが変わり、特にブリトニーの13年にわたる後見制度の適用が打ち切られたことが大きい。しかし、ウィル・アイ・アムは、彼女の音楽への愛情は変わっていないと語る。
インタビューで彼は、「音楽は多くの人にとってセラピーです。ダンスは多くの人にとってセラピーです。自分がどんな（困難を）経験していても助けてくれる。彼女がインスタグラムでダンスしているのを見るたびにそう思います。明るい気持ちになります、彼女がどれだけ音楽を愛しているかがわかるから」と述べている。
そして彼は、「当時も今も彼女とコラボすること、スタジオにいるとき、音楽を作っているとき、重要なことはそれだけです。僕には同じ光、同じ喜び、同じ愛と情熱が見えるんです」と続けている。
名声がメンタル・ヘルスに与えた打撃についてどれほど声を大にしてブリトニーが語ってきたかを考えれば、「Mind Your Business」（あなたには関係ない、という意味）に込められたメッセージを推測するのは難しくない。ウィル・アイ・アムは、彼女の経験がこの新曲にどのようにインスピレーションを与えたかについて触れ、スターダムに付随するプライバシーの欠如に共感している。
彼はこの曲の歌詞の一部、“クッキーの壺に手を突っ込む/奴らは俺を見ている、お前たちを見ている”を明かしてから、「スポットライトを浴びていても、多くの場合ただ自分の人生を生きたいと思っているだけなんです」と語り、「それはプライバシーに関わることであり、SNSのせいで私生活を送れていないと感じている全ての人、全ての個人に関わることです。細い線があって、誰もが自分なりのプライバシーを持つに値するんです」 と付け加えた。
