第105回全国高校野球選手権大会の出場を懸けた千葉大会は21日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで準々決勝2試合が行われ、唯一ノーシードから8強入りした千葉商大付が、前回準優勝で今大会Aシードの木更津総合に8-4で勝ち、1990年の第72回大会以来33年ぶりに4強進出を果たした。
千葉商大付は0-2の二回に4長短打で4点を挙げて逆転。五回に1点、七回には3点を加えてリードした。木更津総合は一回に伊藤海翔の2点本塁打で先制したが、4投手をつないだ相手の継投策に効果的な得点ができなかった。
Aシードの習志野は昨年夏の甲子園大会に出場した市船橋を4―1で退け、優勝した2019年の第101回大会以来4年ぶりに準決勝に進んだ。今大会初先発の左腕湯浅夏樹は、変化球を低めに集める丁寧な投球で1失点完投した。
22日は千葉市の県総合スポーツセンター野球場で準々決勝残り2試合、専大松戸-拓大紅陵、東京学館-志学館が予定されており、4強が出そろう。