テイラー・スウィフト、次にツアーで訪れる“スウィフティー・クララ”の名誉市長に

今年の夏、アメリカの数々の都市と同様に、カリフォルニア州のサンタクララもテイラー・スウィフトの大規模なツアー【The Eras Tour】に向けて、スウィフト一色に変身している。今週、サンタクララの市長が7月28日と29日にリーバイス・スタジアムで開催されるスウィフトのコンサートに向けて、公式に市の名前を“スウィフティー・クララ”と変更することを発表した。

Mercury-Newsによると、現地時間2023年7月18日の夜にリサ・ギルモア市長は、市の改名だけでなく、33歳のスウィフトを“スウィフティー・クララ”の名誉市長を任命したという。市の声明によれば、この名誉が授与された理由は、「テイラー・スウィフトの音楽、ツアー、そして非凡なファンベースがサンタクララのコミュニティ、そして地域全体に及ぼす良い影響を称えるため」とされている。

多くのスウィフティー(テイラー・スウィフトのファン総称)たちが自作のコスチュームを身にまとい、フレンドシップ・ブレスレットを腕につけてテイラーのさまざまな時代に敬意を表しているように、ギルモア市長もその一員として記者会見に参加した。彼女は、先日リリースされた『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』を記念し、淡い紫のブレザーを着用していた。また、市の公園緑地課スタッフからもらった“スウィフティー・クララ”と書かれたフレンドシップ・ブレスレットも身に着けていた。

ギルモア市長は、「私たちは音楽と女性の力に対する情熱を持つアーティストを歓迎しており、それが世界中の全ての年代の多くの人々にとって良い影響を与える素晴らしい例となっているため、このようなことをしているのです」と述べた。その後、市長がいくつか最も愛されているスウィフトの名曲を言及したビデオが流された。「リーバイス・スタジアムでの忘れられない体験の一部になりながら、“スタンドの群衆が夢中になり”“火花になる”、最後に“水に流す”準備をしましょう」と市長は語った。これは、スウィフトの曲「Long Live」「Sparks Fly」「Shake It Off」にかけたものだ。

リーバイス・スタジアムでの2公演は、アメリカでの【The Eras Tour】のほぼ最後のステージで、その後8月3日、4日、5日、7日、8日、9日にカリフォルニア州イングルウッドのSoFiスタジアムで最終公演を迎える。

スウィフトに市を託したのはギルモア市長が初めてではない。先週、米ミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長は市の名前を一時的に“スウィフティー・アポリス”と変更した。また、ミネソタ州ティム・ウォルツ知事は6月23日、24日を“テイラー・スウィフト・デイズ”と宣言した。ピッツバーグも6月初旬の1週間、“スウィフツバーグ”と改名された。さらに、ミズーリ州カンザスシティのアローヘッド・スタジアムの近くにある“スウィフト・ストリート”も“スウィフト・ストリート(テイラーズ・バージョン)”に改名されている。

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