和歌山県、12年ぶり国体へ ゴルフ少年男子、上富田町出身の赤松君ら

赤松成眞君

 国民体育大会ゴルフ競技少年男子の近畿ブロック予選がこのほど、兵庫県西宮市の西宮カントリー倶楽部(パー72)であった。和歌山県上富田町出身で大阪・興国高校2年の赤松成眞君がメンバーに入っている県代表チームが3位に入賞し、12年ぶりに国体の本戦出場を決めた。

 近畿ブロック大会は6府県の代表が参加し、3人一組で合計スコアを競った。県代表は、5月の選考会で上位だった赤松君と東大阪大学柏原高校1年の吉野陽翔君、和歌山市有功中学校3年の谷山優君の3人が出場した。

 県代表のスコアは赤松君が76、吉野君が79、谷山君が86で、計241だった。1位の大阪府(223)、2位の兵庫県(226)に次ぐ3位で、9月に鹿児島県霧島市である国体の出場枠「3」に入った。

■個人でも全国へ

 赤松君は、このほど京都府京丹波町のグランベール京都ゴルフ倶楽部であった関西高校ゴルフ選手権大会で上位に入り、全国大会の出場を決めた。

 赤松君は、高校男子個人の部(6853ヤード、パー71)に出場し、初日74、2日目72の計146で13位だった。出場した82人のうち上位19人が、8月7~9日に宇都宮市のサンヒルズカントリークラブで開かれる全国大会の出場権を得た。

 赤松君が所属する興国高校ゴルフ部は、このほど兵庫県三木市の吉川インターゴルフ倶楽部であった関西高校ゴルフ対抗戦で準優勝し、団体での全国大会出場も決めている。

 赤松君は「国体予選と関西大会では、けがで調子を落としていたけど直前まで試行錯誤して何とか突破できた。関西大会は優勝したかったので悔しい。調子は戻ってきたので、個人で全国トップ10以上を目指して頑張る」と話している。

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