東京五輪金メダルのカナダはドロー発進…大記録懸かるシンクレアのPK失敗が響く【2023女子W杯】

[写真:Getty Images]

21日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループBのナイジェリア女子代表vsカナダ女子代表がメルボルン・レクタンギュラー・スタジアムで行われ、ゴールレスドローに終わった。

9大会連続9度目の出場となったナイジェリアは、バルセロナでもセンターフォワードとして存在感を放つアシサト・オショアラらが先発出場した一方、今大会登録選手の中で最年長となるオノメ・エビはベンチからのスタートに。

対して、東京オリンピックで金メダルを獲得したカナダは、8大会連続8度目の出場。史上初のW杯6大会連続ゴールを狙うクリスティン・シンクレアは、キャプテンマークを巻いて先発した。

ボールを保持しながら前進するカナダに対し、前線のタレントを生かして速攻から機を伺うナイジェリア。前半は互いに無得点で終えたが、後半の開始早々の50分に、カナダはシンクレアがフランシスカ・オルデガのファウルを受けてPKを獲得する。

だが、決めれば大記録達成というシンクレアのキックをGKチアマカ・ナドジエがシャットアウト。右下隅狙いを完全に読み切られ、カナダは先制のチャンスを逸した。

以降も積極的なベンチワークでゴールを目指したカナダだったが、決定打を放てないまま時間が経過。耐える中でナイジェリアも75分にFKから好機を得たが、決め切れずにタイムアップ。互いに勝ち点「1」を分け合った。

また、後半アディショナルタイム8分にはナイジェリアMFデボラ・アビオドゥンのチェレンジがカナダDFアシュリー・ローレンスの足首に入る恰好となり、当初はイエローカードが提示されていたが、オンフィールドレビューの結果、レッドカードに変更。今大会初の退場者となった。

ナイジェリア女子代表 0-0 カナダ女子代表

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