広島市中区の広島PARCO本館店頭イベントスペースで、夏休みに合わせた期間限定ビールイベントが開催されます。
ビールスタンド重富
8月5日(土)~6日(日)には、美味しいビールを通じて広島を元気にする活動に取り組んでいる重富寛(しげとみゆたか)さんが営むビールスタンド「ビールスタンド重富」(中区銀山町)が昨年に引き続き登場。
ビールと戦後復興について特別な想いを持つ重富さんの発案で、夏休みに美味しいビールで乾杯し平和に思いを馳せるイベントに、と企画されました。
「ビールスタンド重富」は、現代のサーバーと昭和初期のサーバーを併用したこだわりの注ぎ方で、他にはない味わいの生ビールが楽しめると全国からビールファンが訪れる名店。広島PARCO前で、とっておきの一杯を味わってみてください。
ディレイラブリューワークス
8月11日(金・祝)~13日(日)には、大阪ニシナリの人気醸造所「ディレイラブリューワークス」が広島初上陸し、自慢のクラフトビールが提供されます。
常識や一本道に囚われない発想やマインドでビールを製造するトリッキーなブリュワリー。「人生の数だけ、物語(ストーリー)があるように。醸されたビールの数だけ、物語がきっとある。」をテーマにしたそれぞれのビールストーリーにも注目です。
開催概要
広島PARCO店頭とビールの関係性
広島PARCO本館壁面
広島PARCOは、かつて「キリンビヤホール」が建っていた場所に建設されました。現在も本館外壁の一部に被爆タイルが保存展示されています。
「キリンビヤホール」は1938年にオープンし、戦時中も営業を続け市民の憩いの場だったといいます。1945年8月6日に被爆、外郭のみを残し内部はほぼ全焼しました。しかしその年の12月には早くも営業を再開しています。
「ビールスタンド重富」の重富さんは、ここで提供された1杯のビールが市民の癒しと復興への希望となったことだろうと考え、そのストーリーを伝える活動を2017年から行っています。
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