北角にテイクアウト寿司店オープン

北角に7月5日、テイクアウト専門の寿司店「いっぽん寿司」がオープンした。北角駅から徒歩5分圏内、和富道にある店内は200スクエアフィートとテイクアウトに特化した清潔感のある店構えとなっている。店舗には本格的な江戸前スタイルの寿司が並んでいる。

「いっぽん寿司」の最大の魅力は「手頃な価格で質のいい寿司をお客様に味わっていただきたい」という想いから、毎日日本から届く魚介類を使用しているのにも関わらず、一貫12ドル~というお手頃な価格帯を実現。特にこだわっているのが、冷凍マグロを使用する店が多いなか、国産生マグロを使用している点だ。シャリは江戸前スタイルの寿司酢をお店で作っており、米の粒にしっかりした歯ごたえがあり、ほどよいうま味と甘みが口に広がる。注文は、握りは1貫(12ドル~)から可能。軍艦巻き(16ドル~)8種、手巻き(28ドル~)15種あり、丼は海鮮刺身丼(108ドル)、マグロ丼(178ドル)など11種類。寿司の盛り合わせは1人前(8貫108ドル)から。

店主の斉藤大樹氏は元柔道家で、香港で寿司の修行をし、お店をオープンした。パートナーである和田勇一氏は築地市場での仲買や、日本と香港の小売業で10年以上の寿司を作ってきた経験と実績があり、信頼する日本人顧客も多い。店の名前は、柔道で勝負が決まるときの「一本」に関連づけて「いっぽん寿司」と名付けた。斉藤氏は熊本出身ということから、マグロは長崎県産、鹿児島産、タイ、シマアジは熊本県産、をメインに使用しており、できるだけ多く九州産の魚介類を使用することにこだわっている。

昨今、福島原発の処理水の海洋放出による影響が騒がれているが、斉藤氏は「処理水の報道とは裏腹に、オープン当初から多くのお客様に寿司をお買い求めいただいている。今後も安心・安全で美味しい寿司をお客様にお届けられるよう引き続き努めていく。今後、新メニューの開発を行い、お客様の声に耳を傾けて、一人ひとりのお客様に喜んでいただけるようにしていきたい」と話す。2人の日本人が作るお寿司是非一度お買い求めください!

所在地:北角和富道74-82號仁寶閣地下5號舖、営業時間:12:00-15:00 17:00-22:00(ラストオーダー21:00)

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