中空土偶・黒曜石…国宝28点が一堂に「北の縄文世界と国宝」展 22日開幕

世界文化遺産に登録されている「北海道・北東北の縄文遺跡群」の出土品や国宝の土偶などを間近で見られる催しが、22日から札幌の北海道博物館で始まります。

記者リポート「こちらは道内初の国宝「カックウ」の愛称で親しまれる「中空土偶」です。近くで見ると繊細な模様が描かれているのが分かりますね。このように縄文時代の国宝がずらりと並んでいます」

北海道博物館には、旧石器時代から縄文時代にかけての国宝28点を始めとする
土偶や土器480点ほどが展示されています。妊娠した女性を表したとされる曲線美が魅力の国宝「縄文のビーナス」や、オホーツクの遠軽町の白滝遺跡群から出土し先月国宝に指定された「黒曜石」など、貴重な出土品も見ることができます。

道環境生活部・阿部千春研究員「これだけ出土遺物がそろった展示会はあまりない。縄文の暮らしと心に触れていただきたいなと」

催しは10月1日までで、高校生以上は1600円、小・中学生は800円です。

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