安里川で114センチGT

 南風原中学校3年の玉那覇洋さんは幼い頃から釣りを始め、最近はGT(ロウニンアジ)を釣りたいと思うようになり、ここ4カ月間はGTを狙って安里川に通っていた。16日もGTを狙って、夕方の6時に釣りを始めた。まずは餌となるボラを釣って、弱らないように生かしておこうと、針にかけて川の中に入れると、すぐにGTが円を描くように波紋を立てて、ボラに食いついた。

 突然のアタリに対応が遅れライン切れ。急いでボラを釣り、GTタックルにセットして仕掛けを入れると、すぐに水しぶきを上げてGTが食いついた。

 川のカーブに向かって20メートルほど走って逃げようとしたので必死に耐えていると、今度は反対方向に向かって走りだした。

 必死にやりとりをすること40分。ようやく魚を足元まで寄せることに成功。応援に駆け付けてくれた、師匠でもあり釣り仲間でもある高嶺太一さんがタモ入れしてくれた。

 いつの間にか周りには30~40人の見物人が集まっていて、写真や動画を撮られていた。これが人生初の114センチ、16.7キロのGTだった。安里川ではGTのほかサメなども釣れることで人気があるが、ここのポイントで釣りをする時は、通行人や通行車両に注意して安全に楽しみたい。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
 
 

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