真夏の夜空を彩る三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」は流星の出現期間を迎えている。流れ星の出現数がピークを迎えるのは8月中旬。夏休み中に星空観察したいところ。ピークの日時、見られる流れ星の数を国立天文台の情報を基にまとめた。
ペルセウス座流星群とは
ペルセウス座流星群は年間でも常にトップを争う流星数を誇る。母天体は、スイフト・タットル彗星で、太陽の回りを約130年の周期で公転している。ペルセウス座流星群の一般的な出現時期は7月17日から8月24日となっている。
流れ星増える時期いつ、時間帯は
流星数が増えるのは8月の中旬になってからで、流星数の出現がピークを迎える「極大」は8月13日頃。放射点は、夕方には地平線の上にある。ただ、もう少し放射点が高くなる午後9時から午後10時頃に観測しやすくなる。明け方まで放射点は高くなり続けるため、真夜中頃から空が白み始めるまで観察しやすい時間帯が続く。
流れ星いくつ見える
極大期には、夜空の暗い場所で観測した時に1時間当たりに見られる予想流星数は40個程度。街明かりの中や、極大期ではない場合には、数分の1以下になる。
⇒みずがめ座δ南流星群のピーク時間帯いつ、見える方角は
流れ星が見える方角
流星は、放射点付近だけでなく、空全体に現れる。いつ、どこに出現するのか分からないので、なるべく空の広い範囲を見渡せる場所を選ぼう。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できる。