夏風邪ヘルパンギーナ4地域で警報継続

 青森県は21日、乳幼児を中心に流行する夏風邪の一種・ヘルパンギーナの直近1週間(10~16日)患者報告数が、前週比1.11倍の398人、1定点医療機関当たりでは10.47人だったと公表した。過去10年間で患者数が最も多い状況は続き、4地域の警報も継続している。

 小児科38定点医療機関から報告があった患者数を集計した。前週の患者数は357人、1定点当たりでは9.39人だった。

 警報が出ている地域の定点当たり患者数は保健所管内別に、最も多い上十三が22.33人(前週比0.84人減)、次いで五所川原が12.20人(同3.40人増)、青森市・東地方が10.29人(同2.72人増)、八戸市・三戸地方が9.88人(同1.13人増)。4地域とも過去10年で患者数が最多となり、警報レベルの1定点当たり6人を上回る状況が続く。

 弘前は5.63人(前週比0.50人増)、むつは1.75人(同0.75人減)で、この2地域は警報レベルを下回っている。

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