伊東平 アナウンサー
「さあ、“筋肉界隈” 大注目の元プロ野球選手のフィジークへの挑戦。われわれも注目している 中田廉 さんが出場する大会が今月末に行われるということで、直前のトレーニングの様子を取材したいと思います」
去年、14年間のプロ野球人生にピリオドを打った 中田廉 。
新たに選んだのは、プロ野球の厳しい世界を生き抜いてきた、その肉体をいかす「筋肉」の道でした。
挑戦を表明したのは、「メンズフィジーク」。“海が最も似合う体” をコンセプトにした筋肉のバランス等を競う競技です。
今月30日に控えた大会に向けて最後の追い込みに入っていました。この日は、背中の筋肉を狙ったメニューをこなしていきます。
中田廉 さん
「減量期なので、なるべく100%ではなく、80%くらいで余力を残して終わる」
…といいながらも懸垂に15キロ加重。さらにプラス5キロ。軽々と上げていきます。
続いて、背中に厚みを出すマシントレーニングへ。
伊東平 アナウンサー
「(重量を確認して)20、20、15、10。(計)65キロ」
伊東平 アナが中田さんの重量に挑戦
「うっそ。うそ。足の裏がつる。つる」
中田廉 さん
「最後、ネガティブ(筋肉が伸びている)のとき、しっかり効かす部位を感じながら、より収縮させる」
そして、締めに全身を鍛えるデッドリフト。余力を残して、170キロ×5回を3セット行いました。
中田廉 さん
― 廉さん、やせましたね。
「そうですね。やっと、それなりにある程度、自分が目標としている数値に近寄ってきましたし、見た目も変わってきたので」
― 今、減量期間ということなんですけれど、どんな減量をしている?
「減量は2か月半前から。『ローファットダイエット』といって、脂質を抑えて、炭水化物・タンパク質を多くとる食事をやりながら、その次、『ケトジェニックダイエット』という脂をとって、からだの体脂肪をエネルギーとして燃焼する。今が、ちょっと『VLcD』っていう『ベリーローカロリーダイエット』っていうんですけど、カロリーを極力低く、今も700キロカロリーしか接種していなくて…」
極端にカロリーを制限し、短期間での減量を狙うのが、ベリーローカロリーダイエット。食事量や、カロリー計算だけではなく、塩分の量まですべて綿密に組み立てて摂取しているんです。
中田廉 さん
「今、やっていることも自分には合うと思っているんですけど、これが正解ですというわけではないので、もちろん勉強もして、知識もある中でやらせてもらっているので」
プロを引退し、再び自身の体と向き合った中田廉。トレーニングを通じて、あらためて野球選手のすごさを実感したといいます。
中田廉 さん
「自分の今の立場でこれを言うのもおかしいとは思うんですけど、やっぱり野球選手、すごいなと思う部分があって、トレーニングもしないといけない。試合でパフォーマンスも出さないといけないとなると、やることが1つじゃなくて、それでも結果が出るか、出ないかわからない世界で選手のみなさんはやっていますし」
― まわりの方の反応は?
「大瀬良(大地)投手から『パンプアップしてる?』って言われました(笑)」
― RCCラジオで『中田廉の今夜もパンプアップ』という番組(毎週火曜 ナイター終了後)をされているわけですが…
「『パンプアップ?』って言われて、『パンプアップ!』って言いました』
トレーニングから食事、さらには筋肉の知識に渡り、すべて本気で取り組んできた半年間。本来、ボディメークは1年単位で取り組むのが常識とされているなか、できることすべてを費やしてきました。
中田廉 さん
― どうですか、ずばり順調なんですか?
「順調ですね」
― 約半年ぐらいで仕上げてきた成果を大会本番で見てくださいということ?
「もちろん、もちろん。本気でやっているので、期待をしていただいている方がおられるので、いい仕上がりで最高のポージングで最高の笑顔で舞台に上がりたいと思います」
中田廉さんが挑むのは、「広島県ボディビル フィジーク選手権大会 7月30日(日)広島県民文化センター」です。(チケット完売)