存続問題のローカル3路線 沿線自治体の議員連盟発足 利用促進に向けJRや国に提案/岡山、鳥取

「JR芸備線・姫新線・因美線の利用促進と存続をめざす議会議員連盟」が19日発足した。存続問題が浮上しているローカル3路線の利用促進に向けた調査研究、JRや国への提案などに連携して取り組む。

沿線自治体の議員有志の呼びかけに賛同した岡山県津山、新見、真庭、美作市議会、勝央町議会、鳥取県智頭町議会が事前協議を経て結成し、鳥取市議会と兵庫県佐用町議会の有志も賛助会員として加盟する。

津山市役所での設立総会には各議会の正副議長ら約20人が出席し、発起人代表の榎日出男新見市議会議長が「それぞれ意見の相違はあると思うが、中山間地域の移動手段について真剣に考え、慎重な審議を願いたい」とあいさつした。

議事に移り、会長に中島完一津山市議会議長、副会長に榎議長を選任した。加盟6議会の議長による理事会、その下部組織として加盟議会各3人(賛助会員各1人)による幹事会を設置するなどの会則を承認。今後、幹事会で具体的な取り組みついて協議を進めることとした。

中島会長は「沿線住民の足を守ることは非常に重要であり、JRの方針が出ている状況下だが、当局とタッグを組んでどういうことができるのかしっかりと模索していきたい」と述べた。

© 津山朝日新聞社