津山市西寺町の長安禅寺で24日まで、夏恒例の座禅会が開かれている。早朝の澄んだ空気の中、地元住民らが本堂で座禅を組み心を落ち着けている。
初日の20日は、小学生からお年寄りまで17人が参加。久保泰道副住職が鳴らす鐘の合図で、参加者は姿勢を正して静かに呼吸し、午前5時半から30分間瞑想(めいそう)した。座禅後、声を合わせて般若心経を唱え、本堂の拭き掃除に励んだ。全員で茶を楽しみ和を保つ「茶礼」も行った。
父親と参加した双子兄弟の東小3年男子2人=いずれも(9)=は「足や体が少し痛くなったが、すっきりした気持ちになれた。最終日まで毎日続けたい」と話していた。
同市桑下の慈恩寺でも24日まで座禅会を開催。午前6時半から10分間ラジオ体操をした後、20分間座禅を組む。
両寺とも誰でも無料で参加できる。