障害児通所施設で不正受給、栃木 自民・船田氏「理事長を辞任」

 宇都宮市は21日、放課後等デイサービス施設などを運営する同市のNPO法人「宇都宮国際障がい者乗馬協会」が障害児通所給付費約450万円を不正に受給したとして、児童福祉法に基づき利用者の新規受け入れ停止3カ月の処分にした。協会理事長を務める自民党の船田元・衆院議員(栃木1区)はコメントで「責任を取り辞任を申し出た」と明らかにした。

 市によると、停止期間は22日から10月21日まで。協会は2021年4月~22年9月、児童指導員を2人配置する必要がある基準を断続的に満たさずに、給付費を不正に受け取った。市は加算金を含む約640万円の返還を請求した。

© 一般社団法人共同通信社