ハリー・ケインの去就についてポステコグルー監督がコメント

写真:去就に注目が集まるハリー・ケイン©Getty Images

トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの去就について、今季から就任したアンジェ・ポステコグルー監督がコメントしている。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

ケインを巡っては、今夏の移籍市場開幕当初よりドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンからの関心が伝えられており、選手本人もこの移籍に前向きな姿勢を示しているとされている。一方で交渉の進捗は決して順調とは言えず、なかなか進展のない煮え切らない状況が続いている。

この状況を受けてポステコグルー監督は以下のようにコメント。現状に対する率直な心情を明かしつつ、自身のスタンスを語った。

「はっきり言って、起こるのか起こらないのかわからないこの状況では心中穏やかではいられない。このクラブにとって非常に重要なことだ。スカッドだけではなく、このフットボールクラブにとってだ」

「だからこれをすぐに解決しないといけないし、長引かせたくはない。ハリー(・ケイン)にとっても、クラブにとっても良いことではないからだ」

「かと言って、期限を設定するというプレッシャーをかけるようなことはしたくない。これらのことは正しい理由をもって決断されるべきだ。今言えることは、彼は我々と契約を結んでおり、私は彼をチームの一員としてみているということだ」

「今の状況は、例えば(8月の)12日に契約が切れるからすぐに決断しないといけないというようなことではない。彼はもう1年時間がある。だから、穏やかではないことは確かだが、『早く解決しないといけない』と言って彼やクラブの他の誰かにプレッシャーはかけたくない。しかし事態を長引かせたい人は誰もいないはずだ」

トッテナムとの現行の契約を1年残すケイン。果たして今夏自身初の海外挑戦を果たすことになるのだろうか。

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