青森県八戸市は22日、中心市街地で整備を進めていた無料Wi-Fiサービス「まちなかWi-Fi」の運用を始める。21日の定例記者会見で発表した熊谷雄一市長は「今後、八戸三社大祭など中心街でイベントが多数開催される。ぜひWi-Fiを利用し、イベントの楽しさをSNS(交流サイト)などで共有してほしい」と呼びかけた。
まちなかWi-Fiは、デジタル技術を活用して中心街への誘客や公共交通の利用促進を進める「はちのへAI(アイ)中心街・バス活性化プロジェクト」の一環。中心街14カ所にアクセスポイントを設置し、三日町、十三日町、六日町、十六日町の屋外全エリアでWi-Fiが利用できる。
利用には自身のSNSアカウントかメールアドレスの登録が必要。外国人客も利用できるよう、登録画面は4カ国語に対応する。
また、市が今年3月からLINE(ライン)を使って中心街の情報を発信している「はちまちLINE」は、今月20日時点で約2500人が登録しており、市は8月以降、参加店舗で利用できるクーポンを配布するなどキャンペーンを行う。